平成13年11月23日 週中に、七味さんからGoodNewsをもらった。東海日立のサーフで、エサ釣り師の方々が連日Goodなサイズのヒラメを上げているらしいのだ。下見に行った七味さんも、目の前で70cmのヒラメが上げられたのを目撃したらしい。こりゃ〜行くしかないでしょう。ということで、夜勤明けの七味さんとは現場で落ち合う約束をして、いつものように、寝ずに出発! 午前3時現場入口へ到着するも、なんかタイヤの調子がおかしい??! 「あ〜〜〜、パンクだ」 ついてない、と思いながらも、ジャッキアップ&タイヤ交換を始めた。すると、そこには第2の悲劇が待っていた。スペアタイヤがペコペコしている。 「こりゃ〜相当エアがないぞ」と思いながらも、しかたがないのでスペアをはかせ、ジャッキを下ろす。ホイールと地面の間は、わずか3cm。かろうじて、浮いているようだ。 ゆ〜っくりと車をスタートさせ、様子をうかがう。なんとかなりそう。サーフまでの砂利道をゆ〜〜〜〜〜〜っくりと走り、走ること10分、明るくなったサーフに到着する。 サーフに到着さえしてしまえばこっちのもの、あとは七味さんがやってきてくれれば、なんとかなるでしょ。やってきてくれれば、、、、 サーフには、エサ釣り師が4〜5組、ルアーの人が1人。 う〜ん、奥までいくしかないかと判断し、先に向かって出発。 しばらく海岸線上を波の崩れ具合、砂の状態を確認しながら進むと、人がいない、なかなかよい払い出しが見つかり、そこで竿を出すことにする。 海面には、朝靄が立ち、いかにもという雰囲気を醸し出している。 「おお、釣れそ〜」 と思いながら、ソフトルアーをチョイスする。明るくなったことだし、ここはお気に入りのNo.159 カタクチイワシでとピックアップ。そして第一投。 「やっぱりサーフは気持ちがいい!」 しかし、人の思いに釣果は比例しないもの。払い出し周りを30分ほど攻めてみるが、ノーバイト。そのため、さらに先に進む。そして、テトラ帯に到着。テトラの上に上り、波の状態をチェックすると、すぐ近くのテトラの前から、その沖までが深くなっているようで、そこだけ波が崩れていない。 「ここかな。」 水が澄んでいるので、海底まで見える。どうやら、5・6m先から駆け上がりになっていて、深くなっているようだ。 「来るならそのあたりかな?」 と、わかったふうな想像をする。 そして、フルキャスト!たとえヒットポイントが近場でも、フルキャストするのがヒラメのルアーフィッシングの鉄則。とにかく、フルキャスト! そして、4・5投したとき「ググッ」と重くなるような、ひったくるような当たりがあった。一瞬の間をおいて、アワセを入れる。なぜか、体がこのようなタイミングで、アワセを入れるようになってしまった。年を取って、鈍くなっただけだろうか? アワセを入れると、あきらかに重い。 「乗った!」 あいかわらず引かないので、ヒラメだなと思い、いたって普通にリーリング。手前10mくらいまできたとき、「ククククゥ〜」と軽く締めこんできたけれど、特に気にもせずにリーリングを続ける。 「でた〜、ヒラメだ。」 テトラの上からの釣りは、これからが本番。一番緊張する瞬間。肩からタモをはずし、海面まで網を下ろす。 「うまく入ってくれよ。」 と願いながら、ヒラメをタモに誘導する。ここで、波が来て、テトラの中に飲み込まれると、ほとんどがバレてしまう。急いで急いで、慎重に。 「入った!」 ホッ!と安心する瞬間だ。 テトラを降りて、サイズを測ると、46cm。キープサイズだ。ストリンガーを挿して潮溜まりに入れる。 「たった4・5投でくるか。こりゃ、魚影が濃いかもしれないぞ。」 そうこうしていると、七味さんから連絡が入り、これからこちらに向かうとのこと。パンクの事情を話し、釣果を話す、とりあえずは到着を待つ。 再び同じテトラに上がり、キャスト。10分後ぐらいだろうか、またまたヒット! 今度は48cm。サイズの記録を更新した。 その後、七味さんが到着するまでに、2ヒットしたものの途中でバラシてしまう。(たぶん、引きから推測するに、マゴチ) ちょっとアタリが遠のいてきたころ、お待ちしておりました、の七味さん、到着。スペアタイヤの件は、とりあえずおいといて、お互い竿を出す。その後、私がもう一枚追加し、七味さんがマゴチを釣り上げたあたりで、完全にアタリがなくなってきた。結局、そこで午前の部は終了。 そして、パンク対処にとりかかる。協議の結果、スペアだけはずし、ガソリンスタンドでエアを注入してもらい、また戻ってくることにした。そして、あれやこれやで行って帰ってきて、スペアタイヤを車に再装着。とりあえずは、大丈夫そうだ。七味さん、本当にありがとうございました。 七味さんは、夜勤明けのため、ここで撤収。私は、3枚も釣っているので、日立の親戚にヒラメをあげに行く。 夕マズメ、再び同じ場所に戻り、竿を出す。しばらくしてもアタリがないので、今日は、もうだめかもしれないなと思った頃だった。「グンッ!」ときました、待望のアタリ。アワセをいれ、いつも通りリーリングする。そして手前まできたとき、締め込み第一弾がやってきて、姿が見えたとき、締め込み第2弾がきた。 「くくくくく〜〜〜〜っ!!」 「おおっと、結構引くね。」「くくく〜!」 姿を見た限りでは、いつも通りのサイズのようだ。私は、もう、かなり手前まで来ているので、タモを用意した。そして、タモに誘導していたとき、さらに締めこんできた。 「おおおおおぉぉぉ」 竿が水平になるまで絞り込まれたが、これをなんとか片手でしのぎ、タモに入れようとした。 そのとき、今度は最悪の事態!!!!!!波がやってきた。 ザザーン! 波にあおられて、ヒラメもタモ先も、ちょうどテトラの陰に入り見えなくなっってしまった。しかも竿を持ち上げても、重さがなく、フックは完全にはずれている様子。 「バレた!?」 竿を脇に抱えて、両手でタモを引き上げる。 「重い。入ってる。」 ・ ・ ・ 採寸してみると、57cm。今日、記録を更新した48cmよりさらに大きい。陽の感じでは、まだ30分はできそうだが、今日はこれで大満足!!なので引き上げることにした。 この日は、数、サイズともに記録を更新できて、ほんとうに充実した一日でした。またこんな日がくるといいなぁ〜。でも、トラブルはご勘弁を。
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