平成16年7月24〜25日
 
 土曜日の朝2時半、はせがわさんとポイント近くの釣具屋で待ち合わせ、鹿島灘のポイントへと向かった。今回は、大会への検量サイズを上げることもひとつの目的だが、目的はもうひとつ。なかなかヒラメサイズに出会うことができないはせがわさんに、なんとかヒラメサイズを釣ってもらうことだ。

 まだ暗いサーフに立ち、暗い海に崩れる白波の様子、波打ち際の水の流れ、砂浜の地形をチェックしながら、歩く。無駄に時間を使いたくないので、ここぞというポイントに着くまでは竿を出さない。実際のところ、いきなりいい感じの地形ではあったのだが、あまりにもサーフへのエントリーポイントに近く、叩かれすぎていることを懸念し、そこはパスした。
 そして歩くこと500m、ようやく波の立ち方や潮の流れのいいところに行き着いた。
『この辺でやりましょか。』

 そして、おのおの別の払い出し付近に陣取り、キャストを始めた。空が明るくなり、陽が昇り始めた頃、はせがわさんのロッドがしなっているのが見えた。
 『お、やったか?!』
 しかし、上がってきたのは、ソゲ。30cmくらいだろうか。
 それでも、久しぶりの平べったい釣果だからだろうか、はせがわさんがうれしそう。
 私も、よかったよかったと思ったりもして。

 しかし、これから起こることに、私は、こんなに余裕をぶっこいていたことを後悔するのでした。

 それからちょっと経った頃、またまたはせがわさんのロッドが曲がっている。
 『おお!?』
 無事にランディングしたそのヒラメは、一見待望の40cmオーバークラス。
 『いったんじゃない?』
 『そうですかね〜?』と言いながらも、内心はきっとドキドキしていたに違いない。
 計測してみると、43cm。待望のヒラメサイズだ。
 
 『はせがわさん、やったじゃん!』
 『いやぁ〜 ☆?◎△□♪』 と、潮の状況やルアーの話をし始めた。きっと、動揺していたのだろう。(^^)
 はせがわさんが、ヒラメサイズを釣ったので、『よし、オレも』と思い、キャストを始めると、またしてもはせがわさんのロッドがしなっている。
ズリ上げたヒラメを遠めに見ていると小さそうなので写真撮影はせずに、自分のキャストに集中する。
 ちょっとするとまたしてもはせがわさんのロッドがしなっており、ズリ上げたヒラメは、そこそこ大きそう。
『デカイじゃん、50cmあるかもよ?』
『ありますかね〜 ☆?◎△□♪』と、またしても興奮模様。(^0^)

計測してみると、48.5cm。大会では、3位に入賞しているサイズだ。
『やったじゃん!48.5あるよ。』
『いや〜 ☆?◎△□♪』
『ほんと良かったね』と、内心ではかなりあせっているものの平静を装う。
 私の方は、アタリもないので、はせがわさんに場所をゆずってもらい竿を出してみる。
 が、やっぱりアタリがない。そうこうしてるうちに、やられた!またしてもはせがわさんにヒットだ!

 この頃になると、私の内心は超あせって(^^;)いる。
 『ヤバッ、ヒラメはいるのに・・・』

 はせがわさんの釣り上げたヒラメは、しっかりとサスケのアルミヒラメゴールドを咥えてる。サイズは、45cm。
 
 結局、午前の部では、私はアタリひとつなし(><)
 はせがわさんはというと、40UPが3枚に、ソゲ3枚の計6枚。おみごとです。
 はせがわさんは、午前中で帰り、午後&夕マズメは、あとからやってきたひらぼうさんと朝のポイントを攻めてみた。
 南西の風は強いものの、釣りに大きな支障があるわけでもなし、波も程よく、潮も流れているのに、ひらぼうさんんも私も、釣れたのはソゲばかりでした。

 トーナメント当日の朝、まだ暗いうちにひらぼうさんとO氏殿とともに同じサーフに入った。はせがわさんが、既に前日と同じポイントに入っているとのことなので、私は、ポイントを叩きながら徐々にそちらのほうに移動していくことにした。
 払い出し、ヨブなどなど、色々な攻め方をして移動していくと、『ゴン』とあったった。しかし、上がってきたのは、やっぱりソゲ。
 『今日もダメなのかなぁ〜』
 トーナメント運営委員としては、なんとか検量サイズを1枚上げたいところだけに、気持ちがあせる。
 『ダメダメ、あせっちゃダメ。海見て、よ〜く見て、落ち着いて攻めていこう。』

 しばらく歩いて、『おや?』と思う場所を見つけた。ここは、今までのヨブや払い出しとは地形が違い、沖からのウネリが2〜30mの幅で崩れることなく、うっすらとうねったまま、波打ち際までやってくる場所。何人かのアングラーがサーフに散らばってはいるが、この場所は今日は手付かず。
 『ここがポイントと気づかない人もいるだろうなぁ〜。でも、この地形ならいてもおかしくないね。他よりも変化は少ないけど…』
 と思いながら、海底の様子をイメージする。 リーダーの先に付いているのは、サスケ120 技力のイワシホロ。まずは、ウネリの中にキャストし、スローで引き、流れの様子を見る。流れは、早すぎず、遅すぎず、ゆっくりと右から左へと流れてるよう。
 『これなら、ウネリの左を攻めたほうがいいか』
 と思い、数投してから、ウネリの左側へと移動した。
 『うん、これこれ』
 少しずつルアーの着水点を変えながらキャストしていると、『ゴンッ』ときた!すかさずおもいっきりアワセを入れると、確実に40UPの重さがロッドに伝わってきた。
 『バレるなよ』
 と願いながら、ヒラメを寄せる。最後は、いつも通り寄せ波に乗せ、ズリ上げた。
 『よかった〜』
 私のファイトを見てやってきたひらぼうさんに計測してもらうと、42cm。なんとか検量サイズを釣り上げられたことにホッとするのもつかの間、さらなるサイズアップを目論みキャストを始める。
 少し離れた北側で釣っていたおじさんアングラーがやってきて、『よかったね』と祝辞をくれた。そして、沖でデカイのが跳ねたよととも教えてもらう。
 私は、そそくさとルアーをメタジに変え、沖のブレイク際を狙い始めた。ファーストキャストだったろうか?とにかく、すぐにヒットした。
 上がってきたのは、ソゲ。左で投げていたひらぼうさんに、『ソゲだよ』と言い、直にキャストを始める。すると、またしてもすぐにヒット。もちろんソゲ。
 ひらぼうさんが、と〜ってもうらやましそうに見ているので、メタジを貸してあげて2人でメタジを投げる。
 すると飽きない程度に面白いようにヒットした。途中で、はせがわさんも合流し、同じくメタジを投げ始め、時にはダブルヒット、さらにはトリプルヒットもありで、ソゲの爆釣モードを堪能する。
 爆釣タイムは、1時間くらいだったろうか、3人で20匹くらい釣ったところでパッタリとアタリがなくなった。しばらくはミノーやソフトルアーを投げてはみたが、ひらぼうさんがソゲを1枚追加したところで終了とした。
 あとは、トーナメント表彰式会場に向かい、多数の平目師の方々と楽しくヒラメ談義。あぁ〜、とにかく面白かった。(^^)

ソゲしか釣れなかった夕マズメの海


千葉県外房 2004年7月24〜25日(土・日) 
風向: 南〜南西  天気: 晴れ
潮色: 澄み 水温: ?
釣果  ヒラメ 42cm ソゲ多数
ルアー  アイマ サスケ 技力 120 イワシホロ
 アイマ サスケ 剛力 120 平目師ピンクヘッド
 DUO タイドミノーLD 105 レザーマイワシ
 AREA FLAT SARDINE 30g ホロレインボー
アクション  ミディアムリトリーブ
リグ  
ライン  FireLine 18lb
リーダー  銀輪 5号
ヒット時刻
 AM6:00
ヒット場所  本文参照
特記事項  かなり沖には、イワシが固まっているとのこと。

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